なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学

今回は和田秀樹さんの著書「なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学」をご紹介します。

【続々重版!】毎日を明るい気持ちで、機嫌よく、前向きに過ごすためのヒントをまとめた1冊!

▼人に優しくできれば、人生が回り始める

あなたは、自分のことを「優しい人」だと思いますか?


こう質問されて、「はい」と即答できる人は、それほど多くないはずです。
ほとんどの人が、「人には優しくありたい」と思っていても、日ごろの言動を冷静に振り返ってみると、意外に優しくない自分に気づくのではないでしょうか。
人に優しくする際には、さまざまな心理や感情が働いています。
相手に対する「思いやり」や「好意」の気持ちだけでなく、「打算」や「自己防衛」といった損得勘定が働いていることもあります。

相手に嫌われたくないと思って、表面的な言葉で取り繕う優しさもあれば、嫌われることを覚悟で進言する優しさもあります。
価値観や考え方が多様化した現代社会では、何が本当の優しさなのか、ハッキリと明確にはわからないような状況になっています。
人に優しくするというのは、意外と複雑で、思い通りにいかないものです。

人に優しくすると、自分の気持も良くなることで、脳内にセロトニンやオキシトシン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されて、心身にいい影響が生まれることが科学的に明らかになっていますが、毎日の生活にもさまざまな好循環をもたらしてくれます。
しかし、私たちの生活には、人に優しくなれない要素がたくさんあります。
物価高、上がらない給料、度重なる増税などによって、世の中全体がギスギスとしていますから、どうしても自分のことだけを優先して考えるようになり、周囲の人を慮るような精神的なゆとりを見失いがちです。
こんな時代だからこそ、「優しさとは何か?」を考えることで、その意味と意義を改めて見つめ直す必要があると感じています。

人に優しくできれば、人からも優しくしてもらえます。
優しい人に囲まれると、たくさんのいいことがあります。
たくさんのいいことがあると、人生がうまく回り始めます。
人生がうまく回り始めれば、もっと人に優しくすることができます。


この本をお読みいただいて、毎日を明るい気持ちで、機嫌よく、前向きに過ごすためのヒントを見つけてほしいと思います。

▼本書の目次

はじめに 優しい人になりたいのに、人に優しくできないのはなぜ?
第1章 優しい人は、なぜ人生がうまくいくのか? 
第2章 心に余裕を持つための考え方
第3章 男性が女性に求める優しさ、女性が男性に求める優しさ
第4章 「人に優しく、自分にも優しい」マインドの持ち方
第5章 自分の周りにいいことが起こる行動習慣

みなさんは、ご自身のことを「優しい人」だと思いますか?

このように聞かれても、大半の方は「はい」と答えられないと思います。

もちろん、私もその1人です。

ですが、大半の人は「人に優しくありたい」と思っていても、日頃の言動を振り返ってみると、優しくない自分がいるのに気付くのではないでしょうか。

もちろん、私もその1人です。

近年では優しさの定義が多様化し、正直、何が優しさなのか分からなくなってきています。

優しさと聞くと多くの人が思いやりの心を持った優しさを想像されると思いますが、相手のことを思って敢えて厳しいことをさせたり、言ったりするのも優しさですよね。

ですので、優しい人を一言で表すことは難しいかも知れませんが、本書では優しい人に共通する特徴として以下の5つが述べられています。

①「見返りを期待しない

②「敬意をもって人と接している

③相手の気持ちを「想像できる

④相手によって「態度を変えない

⑤人の幸せを一緒に「喜ぶ」ことができる

特徴を聞くと、私の身の回りにいる優しい人の特徴にピンポイントに当てはまります。

この特徴を聞いて、いざ自分が優しい人になろうと思っても、実際になかなか人に対して優しくはなれませんよね😓

優しい人の絶対条件があるとすれば、本書では、自分の心身のコンディションが安定していることが挙げられていますが、忙しい現代社会において心身のコンディションを整えることは容易ではありません。

仕事が忙しいと自分のことで精一杯で周りに目を向ける余裕がなくなり、睡眠不足や体調不良になると、どうして周りのことが鬱陶しく感じるようになります。

そしてもう1つ、人に優しくなれない理由として、優しくしたのに後味が悪かったという過去の苦い経験が挙げられています。

誰かに優しくした時に見返りを求めてはいけないと思っていても、相手の反応が自分が思っていた反応と違ったりするとどうしても後味が悪いですよね。

電車の中で席を高齢の方に譲ったのに「ありがとう」の一言もなかったり、困っていた後輩の仕事をしてあげたのに感謝の気持ちが薄かったり、誰しもがこのような経験をしたことがあると思います。

人は過去の経験が自分を作り上げているので、こうした経験を多くすると人に親切にしても、何だか自分が損をするだけと損得勘定が生まれ、優しくなれないものです。

そして、その結果、「あの人は優しくない」、「冷たい人だ」と陰口を叩かれることも…😓

ですが、本来、誰かに優しくすることは、とても気分がいいことです。

優しくした相手に見返りを求めて、自分の機嫌を損ねるのではなく、「少しだけ役に立てた!」とか「いいことしたなー」と自分の気持ちにフォーカスして、1人で勝手に自己満足して終わらせてしまえばいいと本書では述べられています。

著者も誰かと食事に行った際には食事代をよく支払うようにしているそうなのですが、それは単に「自分が支払った方が気分がいい」からであって、それは相手に対する同情や優越感ではなく、著者自身の「気分代」と称しています。

このように自分の気分にフォーカスすることで、例え相手の反応が自分が期待しているものでなかったとしても、損した気分になることは少なくなると思います。

そして、このように優しくしている人の周りには、同じように優しく、一緒にいて気分のいい人が集まってきます。当然ですよね。

相手の幸せを喜べる人は、周りから慕われ、親切にされることも増え、まさにWin-Winの関係を構築できます。

これは会社でも同じだと思いますが、部下の面倒見がよく、成長を喜べる上司は信頼されるだけでなく、部下の成長を促し、成果の出しやすい環境が生まれます。

その結果、上司自身も働きやすくなるといったメリットを享受できます。

私たちは普段、人に囲まれて生活している方が大半ですので、見返りを求めなくても、人に優しくしていれば、日頃からたくさんのメリットやチャンスを手にすることが出来ます。

結局のところメリットやチャンスは、人がもたらしてくれるものなので、優しい人の周りにはメリットやチャンスであふれることになるんですね。

私も少しでも人に優しくできるようまずは自身のコンディションを整えようと思います😊

人に優しくしようと思っても出来ない方は是非、本書を読んでみてください。

人に対する優しさは回りまわって自分に返ってくるものですから、少しでも誰かに優しくし、その結果、この世の中が優しさで溢れると良いですね😊

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