今回は寺地はるなさんの著書「希望のゆくえ」をご紹介します。
本書の主人公は突然姿を消した弟:柳瀬希望を探す柳瀬誠実。
誠実は弟を見つけ出すために、弟と交流があった人を訪ねていきます。
訪ねた人に弟の人物像を聞くと、誠実が知っている弟とはどことなく異なり、少しずつ弟のことが分からなくなっていきます。
なぜ弟は突然姿を消したのか?
本当の弟はどのような人間なのか?
誠実と希望は決して仲の良い兄弟ではありませんでしたが、弟を探す中で誠実は、いつも現実から目を逸らし、受け入れたくない現実を見て見ぬふりをしていた自分自身とも向き合うことになります。
人はどうしても自分にとって不都合なことからは目を背け、面倒なことを避けるために相手の期待に応えようとしますが、本書は本当の自分に目を向けるきっかけになると思います。
1度しかない自分の人生くらい、誰かの期待に応えるのではなく、自分の期待に応える人生にし、毎日楽しく過ごしたいですよね😊
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