今回は知念実希人さんの著書「祈りのカルテ 再会のセラピー」をご紹介します。

研修を経て、循環器内科医となった諏訪野良太は、学会発表を終えた帰り、医学生時代の同級生である小鳥遊に遭遇する。小鳥遊が連れていた研修医・鴻ノ池に、研修のエピソードを求められた諏訪野の脳裏に蘇るのは、親身に寄り添ってきた患者たちのこと。まるで戦場のような救急部、心の傷と向き合う形成外科、かけがえのない“ある人”との出会いと別れを経験した緩和ケア科。切なくもあたたかな記憶の扉がいま開く。心震える医療ミステリ「祈りのカルテ」シリーズ、待望の新刊!
医療とミステリーを織り交ぜた本作はシリーズ累計30万部以上を売り上げているベストセラーですが、本書は内科医である諏訪野良太の若手研修時代を描いた作品です。
救命救急部で研修中の中年男性とのエピソードや形成外科で研修中での双子の姉妹の姉が美容整形を繰り返す理由、そして診療科で研修中での末期患者との関係性。
特に最終章の末期患者との関係性が明らかになった時は、さすがだなーと思ました。
本書は若き研修医が、患者の心の謎を解く医療ミステリー作となっており、医師でもある著者の知念さんだから書ける作品ですので、これまでのシリーズを読んでいる人も読んだことのない人にもおすすめの作品です😊
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