今回は岩井圭也さんの著書である「永遠についての証明」をご紹介します。
主人公は飛び抜けた数学的才能を持つ大学生:三ツ矢瞭司。そして、同じく数学的才能を持つ斎藤佐那と熊沢勇一。数学的才能を持つことで、3人は結びつき、大学で共同研究で画期的な成果を上げます。
しかし、次第に突出した瞭司の才能が周囲の関係性を修復不可能なほどに引き裂いていきます。
本書は天才と呼ばれる瞭司が見えることに対する苦痛、孤独、他人に自分の見える世界に対する数学者たるための数学的証明をするために、もがき苦しむ姿が書かれています。
数学的真理とその人それぞれの真理と葛藤を描いた作品となっていますので、興味のある方は是非、読んでみてください。
もしかしたら天才と呼ばれている人の苦悩がわかるかも知れません。
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